修道院こぼれ話
修道服はしるし
2022-01-01
浦和修道院
「修道服はしるし」
「修道服はしるし」
浦和に来て早9か月になるが、外出時マスクをしているのも反映しているのかシスターの姿を見かけると「あ、園長先生だ!」と思うらしく、遠くから「園長先生 さようならー」などと声をかけられる。決め手は修道服。
小学生になった卒園児たちの下校時間と買い物時間がぶつかったある日、ピースをする女の子と出会ってこちらもピースのお返し。数日後その子とまた出会い、ピースを交わしたことが夕食時の話題となった。卒園児の保護者も声をかけてくださるなど、こうした暖かい交わりは、修道服ゆえでの出会いと恵みである。
またある日、バスから降りてしばらく歩いていると、後ろから声をかけられた。都内から来られたというその方は「シスターなら教会に行くだろうと思ってついてきました。」と。近々転居の予定だと話しながら、教会近くまでご一緒した。
買い物に出た日のこと。スーパーの出口で出会った方は、「今は教会をお休みしてます。」という信者さんだった。買い物に出ると、教会離れの人、聖フランソア幼稚園の卒園児やその保護者の方との関わりが生まれ、嬉しい気持ちになり、出会う方に積極的に挨拶するように努めている。こうした出会いを、小さな福音宣教の機会として大切にしていきたい。