修道院こぼれ話
果てしなき戦い
2021-11-01
ナザレト修道院
春のある日「あー、やられた。」窓の外から姉妹の悲痛な叫び声がする。
その数日後、裏庭に行こうとすると通路がバリケードで塞がれている。
「どうしたの?」と聞くと、せっかく植えたヘチマの根元にネコがウンチをするので、ネコが通れないようにバリケードをしたというのである。
しかし、ある日、炊事をしながら外を見ていると、ネコがひょいとバリケードの脇の塀に飛び上り、ゆうゆうと歩いて、お気に入りの場所に入って行く。「シスター、ネコが入ってるよ。」と伝えると、姉妹はダッシュで追いかける。まさに日々の果てしなき戦いである。
苗木の3本の内、1本はとうとう枯れたが、2本は無事に育ち、きれいな花を咲かせ、夏は青々とした葉を繁らせ、見事なヘチマの実を何本もつけ、秋には、ヘチマ水やヘチマタワシとして収穫され、姉妹達に分かち合われた。
「戦いは、姉妹の勝ちー!」、イヤイヤ、例のネコは、今日も姉妹が耕した土の上に、気持ちよさそうに横たわっており、姉妹は毎日、追いはらっている。
果てしなき戦いは、どこまで続くのか??
春のある日「あー、やられた。」窓の外から姉妹の悲痛な叫び声がする。
その数日後、裏庭に行こうとすると通路がバリケードで塞がれている。
「どうしたの?」と聞くと、せっかく植えたヘチマの根元にネコがウンチをするので、ネコが通れないようにバリケードをしたというのである。
しかし、ある日、炊事をしながら外を見ていると、ネコがひょいとバリケードの脇の塀に飛び上り、ゆうゆうと歩いて、お気に入りの場所に入って行く。「シスター、ネコが入ってるよ。」と伝えると、姉妹はダッシュで追いかける。まさに日々の果てしなき戦いである。
苗木の3本の内、1本はとうとう枯れたが、2本は無事に育ち、きれいな花を咲かせ、夏は青々とした葉を繁らせ、見事なヘチマの実を何本もつけ、秋には、ヘチマ水やヘチマタワシとして収穫され、姉妹達に分かち合われた。
「戦いは、姉妹の勝ちー!」、イヤイヤ、例のネコは、今日も姉妹が耕した土の上に、気持ちよさそうに横たわっており、姉妹は毎日、追いはらっている。
果てしなき戦いは、どこまで続くのか??