修道院こぼれ話
1歳のイレブンちゃんたち
2015-09-01
「1歳イレブンちゃんたち」 (川棚修道院)
「おはなし、おはなしパチパチ…」の保育教諭の歌声に、すぐに集まり、どんな絵本であれじっと見入るイレブンちゃん(11人)。聞いたことは大体分かって行動するが、ことばはあまりなく、大人や年長者のことばをままならない舌で真似する。とにかく動き回り、他人の行動をよく見、模倣し、細かいごみにも気づく。
梅雨明けと同時に鳴き始めた蝉。その声に誘われてM先生が「セミが鳴いているミンミンミン、カナッカナッカナッ、セミが鳴いているジイジイジイ」と歌を披露した。それからイレブンちゃんも毎日楽しそうに歌っている。日に日に上手になった天使組のイレブンちゃんたちのセミの歌。「セミが鳴いているミンミンミン・・・鳴いているジイジイバーバーバー。」Y君のアレンジに先生たちは吹き出しそうになった。日ごろ、よく泣くY君は「ママ、ジイジイ、バーバーバー」と泣くので、つい歌ってしまったようである。
8月はじめにF先生、ざわついている子どもたちを静めようと「おはなし…」と歌い、絵本をはじめた。続きに私学共済パンフを開き、「ご案内、年金には二つの型があります…」ユニークなF先生、「みなさん、今のうちから将来のことをよく考えておかないといけませんよ。解りましたか。」するとイレブンちゃん、元気よく「はい」と答えた。パチパチパチ!!