修道院こぼれ話
チューリップが咲くころ
2021-05-01
「チューリップが咲くころ」(浦上修道院)
毎年、信者の年長児を対象に2月の初聖体式に向けて勉強が始まります。信者でない子ども達にとって特別と映るのでしょうか?昨年度も2名の女児が親御さんに許可をもらい、志願して勉強に参加しました。自分の望みが叶い勉強ができる喜びであふれています。恵みにつかりきって当たり前となり、恵みの有難さに鈍感になっている私自身の反省と振り返りの機会となりました。
そんな女児が卒園を間近にした時のクラス担任との会話
担任「チューリップが咲くころはAさん(年長)は、小学校だね。寂しくなるね。」
女児「大丈夫だよ、先生。チューリップを見たら私たちを思い出したらいいよ。ぶどう酒を見たらイエス様がおられることを思い出すようにね。」
『わたしには、この囲いの中に入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。』(ヨハネ.10.16)
幼稚園を巣立っていく子ども達の心に神さまとの出会いの喜びがいつまでも残り、困難な時の支えとなることを願っています。