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修道院こぼれ話

修道院こぼれ話

何歳?
2014-12-01
何歳?(鹿児島修道院)

 秋晴れの午後、私は病院帰りの付属小前のバス停で設置された椅子に掛けて待っていました。
 ちょうど小1の下校時間帯で、坊やたちが陸橋を渡って降りてきました。白シャツ半ズボンの制服に、色とりどりのランドセルを背負った男女14〜15人でした。その中の一人がニコニコと私の側に来て、「聖母幼稚園?」と尋ねました。「ハイそうです」と言うと、「僕、聖母幼稚園だった」と。「ほんとに大きくなったのね」と言うと、坊やは道路の真ん中にランドセルを下ろして何やら取り出し私に見せるのです。「これ僕が作った」。パック2個の組み合わせで、パクパクする度に赤い舌を出すのです。何かのキャラクターでしょうが私にはわかりません。「上手に作ったのね。ほめられたでしょ」。「うん」自慢げな顔になりました。また女の子が来て「どこへ行くの」と。「私、紫原に帰るの」。「うん、私は一本桜の次で降りるの」。「あそう、では同じバスね」。
 その子は私の顔をみて「何歳?」と尋ねる。「何歳だと思う?」と逆に尋ねたら「100歳?」と言われ(笑)、「うん、そうね」と返事しているうちにバスが来た。子どもたちと一緒にバスに乗り、バスはにぎやかになりました。子どもたちと接する機会の全くない私は、とても楽しいひと時を持ちました。

純心聖母会
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