修道院こぼれ話
菜園の悲劇
2020-12-01
菜園の悲劇(ロザリオの聖母修道院)
このところ私共の共同体の菜園に毎晩のようにイノシシが出没し、大いに悩まされていました。
そこで、勇敢な姉妹が夜な夜なうし三つ時、防寒着で武装よろしく、ゴリアトに向かう少年ダビデさながら少々大きな石を持って近くのベランダに待機、初日はまず出現を見とどけ、次回よりいよいよ戦闘開始、二、三回目にみごと投石成功。コソコソ逃げる足音を確認。翌朝、これらの武勇伝はたちまち知れ渡り、結果的には菜園入口にしっかりした扉が取り付けられ、一件落着致しました。
このところ私共の共同体の菜園に毎晩のようにイノシシが出没し、大いに悩まされていました。
そこで、勇敢な姉妹が夜な夜なうし三つ時、防寒着で武装よろしく、ゴリアトに向かう少年ダビデさながら少々大きな石を持って近くのベランダに待機、初日はまず出現を見とどけ、次回よりいよいよ戦闘開始、二、三回目にみごと投石成功。コソコソ逃げる足音を確認。翌朝、これらの武勇伝はたちまち知れ渡り、結果的には菜園入口にしっかりした扉が取り付けられ、一件落着致しました。
ところが、近所の他の菜園では被害がさらに大きくなり、単に喜んでばかりはいられない現状になってしまいました。イノシシ被害は近年全国的なものらしく、その原因は明治期に日本オオカミが絶滅させられたことによるとのこと。まさに「生物多様性の喪失」解消策が喫緊の要事で、オオカミの遠吠え?が不可欠やもしれません。目下の急務は「イノシシ撃退法」を探すこと。三ッ山でも色々と試行されているようですが、名案がございましたらお知らせくださいませ。
行く秋の 月の光に悠然とイノシシ闊歩 菜園悲劇