修道院こぼれ話
歌いましょう
2017-03-01
歌いましょう(養成修道院)
シスターHの歌にかける思いは一入です。この一年間の熱い思いを綴ってみました。
4月 養成修道院のメンバーが揃い、歓迎遠足に出かけました。大村公園の桜も素敵でしたが、心惹かれたのは「コケコッコー」と高らかに鳴くニワトリです。胸を前に突き出して大きく膨らませるニワトリの発声の姿勢に目を奪われました。真似をしながら、私たちの聖歌の練習に力が入ります。
8月 夏の暑い日の昼の祈りの時間です。「暑いから、涼しい歌を歌いましょう。」そこにいた2人の姉妹は,聖歌の中にそんな歌があったかしら?と顔を見合わせます。すると「聖歌 わたしたちは 魚のよう」思わず、噴き出してしまいました。
若いシスターの高い祈りの声に少しでも合わせようと頑張っておられる姿はチャレンジ精神旺盛です。「私は後期高齢の変声期」とおっしゃりながら、みんなの音に声を合わせます。さらにチャレンジは続きます。高校生時代に弾いたシューベルトの「軍隊行進曲」を連弾でみんなに聴かせてあげようと シスターNと時間を合わせては練習に励んでおられます。若いころを思い出して、いい作品に仕上げようと頑張っておられます。初誓願のお祝いに応接室のピアノが響き渡る小さなコンサートが開かれる日も間近なようです。