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神さまのひろば

★神様のひろば★

神の前に無心に遊ぶ幼子のような者に
2021-04-01
「神の前に無心に遊ぶ幼子のような者に」 シスターT
 
 浦上修道院で神さまのひろばと言えば直ぐに閃くのは、純心宣教センター前のちょっとした広場です。保育児童たちの散歩道・遊び場にもなっていて、そこでの光景には、幼稚園の手伝いに出かける際に先を急ぐのも忘れるほど魅了されます。
 幼児たちはそこで我が物顔で自由にたくましく、喜々として遊んでいます。よちよちとして全身ではしゃいだり、泣いたりする愛らしい仕草や表情、内から溢れ出る瞳輝く笑顔、じっと見つめるあどけない美しい瞳、ハイハイから必死に起き上がろうとする集中力、全速力で階段まであとに付いてきて、おっとやばいと思ったのか、後ろ向きになって懸命にずり降りようと挑戦する仕草、彼らを優しく見守り寄り添う先生方、その周りで姉妹方と触れ合う姿は何とも新鮮で笑顔と笑顔がはちきれんばかりです。
 ある日、「ここを使わせていただきとても安心です」との先生かたの声を伝え聞いたとき、はたと気付きました。この広場の動的な中にも何とも言えない落ち着きや静けさは、修道院の前ということで信頼してくださっているのだと。先生方の安心感は幼児たちにも伝わり、神さまの優しく柔らかな光に包まれているのだと。
 これこそまさに、神さまの広場、神さまの光を一身に浴びて無心に遊ぶ幼児たちの広場「悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者も正しくない者にも雨を降らせてくださる天の父」(マタイ5・45)の祝福に満ちた広場だと。姉妹たちのとの会話で、近くに子どもたちがいるだけで元気になる、癒される、希望が湧く、洗われる、心底笑える・・・の言葉が弾みます。
実に幼児は無心に遊ぶことで、御父のとっておきの祝福に、とっておきの賛美で応えているのでしょう。この幼児たちのパワーを詩篇8・2-3に見ることができました。
 主よ、わたしたちの主よ、あなたの名は全地おいて何と輝かしいことでしょう。あなたの栄光は天の上で歌われています。あなたは幼子や乳飲み子の口を、逆らう者を退ける砦とされました。敵と仇討する者とを黙らせるためにそして思い起しました。天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して幼子のような者にお示しになりました。父よ、これは御心に適うことでした。(マタイ11.25-26)

純心聖母会
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