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神さまのひろば

★神様のひろば★

平和な神さまのお庭
2020-07-01
『平和な神さまのお庭』シスターY

 今、私は純心幼稚園に勤務して3年目を迎えています。ちょうど勤務し始めた年から、神さまのお部屋(アトリウム)が幼稚園の宗教教育の場として始まりました。私にとって、一番身近な子どもたちに宣教の場をいただいたことに感謝しています。環境の設営準備等で尽力された先生方の働きに感謝しつつ、恵まれた環境の中で子どもたちと日々神さまについて活動を通し学び合っています。卒園していく子どもたちには、毎年のように「小学校へ行ったら、神さまのお話は聞けなくなるけれど、神さまをわすれないでね」と伝えています。子どもたちは、神さまといつも一緒の生活が当たり前なので、それがどういうことなのかそれぞれに思案する様子です。
幼稚園の同級生だった友だちと短大で再会した時、「幼稚園で教えてもらったお祈りは今でも覚えているよ」と話してくれたことがとても心に残っています。
 幼く純真な時期に素直に神さまを受け入れ、日常生活の中で身近に神さまを感じ生きている子どもたちの姿に、人としての崇高な姿を感じ学ばせてもらっています。外遊びに出ると園庭のマリア様の前で自発的に手を合わせ怪我から守ってくださいと祈る姿はとても美しいものです。誰から声をかけられたわけでなく、園内にあるイエス様やマリア様のご像やご絵、クリスマス近くには馬小屋の前で一人手を合わせて祈る姿は、日常の習慣とは違う子どもの心からの行動だと感じています。
 アトリウムにおいては、宗教教材や教具での活動を行なっています。主に自己活動は年長組です。年長になったら神さまのお部屋でお仕事ができることを楽しみにしている子どもの姿も見られます。ここでの活動も部屋の出入り時は、十字架のイエス様に手を合わせて挨拶をします。思い思いにやりたいお仕事に向かう子どもたちの姿から、神さまが大好きという言葉にできないうれしさが出ているようです。
 年少、年中の子どもたちにも神さまのお話を同じお部屋でしています。からしだねのたとえ話、パンだねのたとえ話などがありますが、やはりどの子どもも好きなお話は「よい羊飼いのたとえ話」のようです。自分の命を捨ててでも羊を守る姿に惹かれるようで、「よい羊飼いはやさしい方」と活動後の子どもたちの発言で聞かれます。とてもやんちゃな男児はよい羊飼いをかっこいいと思ったのか「大きくなったら良い羊飼いになる!」と宣言し笑いが出そうになりました。
一人ひとりの子どもの魂が「3つ子の魂100まで」であることを願っています。

純心聖母会
〒852-8142
長崎県長崎市三ツ山町415
TEL.095-848-2241
FAX.095-843-7570

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