★神様のひろば★
ロザリオの信心
2015-06-01
ロザリオの信心 (ブラジル 聖母の家)
「会員だより」に記事を掲載してほしいとの知らせを受けた時、私の頭に、いろんな考えが浮かびました。その中で、一番強く感じたのが、老人方と祈っているロザリオの祈りでした。利用者の方々、その家族、訪問者など、毎日関わる日々の最後に、ブラジルで一番知られている、ロザリオの祈りを通して、一日を感謝しています。
たとえ、どんなに歳を取っていても、また、アルツハイマー、パーキンソン、そのほかの認知症の病気の方でも、深い信心と心からの、ロザリオの祈りは、ほとんどの方が、「アヴェマリア」と祈ることができます。
ロザリオの祈りは、幼い時からの信心で、その祈りの中で、キリストの生涯、誕生、生活、死、復活の玄義を深く、黙想できます。
時々、チャペルに入るのに、帰宅前ということもあって混乱することがあり、それが静まると、私もほっとします。ほとんどの老人方は一日で一番大切な時として、平和のため、守り導びいてくださるために祈ることを知っています。本当に病気から来るさまざまの限界・困難の中で、いろんなことが解らなくても、祈りの間、その困難さを見せたことがありません。これこそ、驚くべき事で、感謝と、恵みです。
「ロザリオの聖母、わたしたちを助けてください」
ロザリオに関するヨハネパウロ二世教皇のことばを、いくつか紹介します。
「ロザリオの祈りは、人々に多くの恵みをもたらします。」
「ロザリオは、私の敬愛する祈りです。素朴な深みのある素晴らしい祈りです。」