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神さまのひろば

★神様のひろば★

イエスさまの宣教、わたしの宣教
2014-06-01
イエスさまの宣教、わたしの宣教 (浦和修道院)
 
 6月の聖体の祭日に行われる初聖体式を前に、中学1年生と小学5年生の兄弟が洗礼の恵みを頂くことになりました。初聖体クラスからの小さな宣教の実りです。初聖体クラスと言えば、当然、信徒の子どもが対象となるわけですが、ここ北浦和教会では、イタリア人主任神父様の作戦で、時折、未洗者を受け入れることがあります。
クラスの中に未洗者が存在することで、質問の内容も多種多様です。「シスター、神様が世界を創ったって、あの話、本当ですか。嘘でしょう。人間はサルが進化したって、学校で習いました」と、このような有様です。最初は戸惑いましたが、マリア・モンテッソーリの宗教教育プログラム『善い羊飼い』の提供を盛り込んだ課程を進めるうちに、  子どもの目の輝きが変わる瞬間があることに気付きました。
 ある日、羊たちは羊飼いによって、別の牧場に導かれます。善い羊飼いが祭壇の上で命を捧げ、横たわった後、パテナの上の真っ白いご聖体と入れ替わるこの瞬間です。究極の愛のクライマックス、ご聖体のイエス様がご自分の命を与えようと招いてくださっていることを実感すると、子どもたちは「僕も欲しい」と必ずつぶやきます。イエス様と人々の魂が出会うこの瞬間に居合わせることは、大きなお恵みです。
 イエス様は、弱い羊である私を使って様々な場面で人々を導きたいとお考えなのでしょう。私は、現在、大きく3つの場所で宣教する機会を頂いています。初聖体クラス、幼稚園、そして卒園児が集う土曜学校です。土曜学校には今年度、90名の子どもたちが在籍しています。イエス様の愛を求めて、教会の庭に集まる子どもたちや保護者の方々を見ていると、イエス様を求めて押し寄せる大群衆の姿が目に浮かぶようです。あたふたと慌てるだけの弟子の一人が私なのだと苦笑することもありますが、イエス様の奇跡は、今も、私の目の前で繰り広げられています。今日は、その奇跡の目撃者としての分かち合いでした。
 「イエス様、私の口を通してお話し下さい。私の手を通してあなたの愛を伝えてください」と祈りながらの宣教ですが、同じ聖体の命で一つに結ばれる共同体の姉妹方の祈りと奉仕と犠牲に支えられていることを忘れず、イエス様に従って歩みを進めて行きたいと思います。そんな私たちを見て、「私もイエスさまについて行きたい」と思ってくれる女の子が現れたら、尚、嬉しいです。

純心聖母会
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