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神さまのひろば

★神様のひろば★

あらたな心で!
2021-09-01
「あらたな心で!」 シスターA

 私は諫早修道院に派遣された8年前のことが鮮明に記憶に残っている。
諫早教会は早坂司教様によって1932年(昭和7年)に設立されている。教会の庭に入り感じたことは、門の右手にある無原罪の聖母と教会右手の聖パウロ三木の両像に迎えられたような気がしたことである。同時に手入れの行き届いた花壇ときれいな花々。本当に祈りの雰囲気が漂う空気感を覚えている。
 当教会の聖歌隊は大変熱心で、週一度の練習を行い、参加者の中で受洗の恵みをいただい方も居られる。私は初めての主日のミサの聖歌に感動し、早速聖歌隊に入れていただいた。現在、コロナ禍でミサ中の聖歌が歌えないことを残念に思う。大人数の共同体から当時5名の小共同体での生活は何か違和感があった。新たな環境での生活を今振り返ると、懐かしさと同時に日々恵みの時であったように思う。派遣されて一年後、園長から先生方に話を依頼された。「純心幼稚園の歴史、早坂司教様、江角先生について・・、マリア様について等々」、精一杯お話させていただいた。先生方の喜びや感動が伝わってきた。私にとってこのような幼稚園との直接、間接的な交わりは、その後の教会での子どもたちとの関わり等にも役立っている。
今年は福音化を目指して「些細なことからはじめよう!」を掲げ、宣教者としての自覚と責任をもって、院内外での日常の関わりを大切にし、意識しながら過ごしている。
 園児たちから時々話しかけられたり、こちらから話しかけたりすることがある。また信徒との関わりの中で、本当に沢山の考えさせられること、学ぶことが多い。
 コロナ感染症の影響でミサ参加者も減少、ミサ中止などで教会内外の環境整備も苦労している。N夫妻は(別称ヨセフ様とマリア様)は、聖人のような方。黙々と奉仕される。ある日、シスター方、ありがとうございました?と言われた。 あたりまえと思えること、些細なことであっても状況の変化に気づかれる方。月一度の英語ミサやベトナム語ミサで出会う方々との交わりを大切にしている。英語ミサの折、「祈ってください。」と、シスター方への神父様方からの声かけに、さらなる寄り添う気持ちを掻き立てられた。
 創立者早坂司教様、無原罪の聖母、殉教者パウロ三木:この意義深い場所で創立者のカリスマ、本会の霊性を深め、生き、「新たな心で」福音宣教に励んで参りたいと思っている。聖ヨゼフに日々の歩みを導いて下さいと祈り願いつつ。

純心聖母会
〒852-8142
長崎県長崎市三ツ山町415
TEL.095-848-2241
FAX.095-843-7570

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