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修道院こぼれ話

修道院こぼれ話

超近代高層ビルの資材
2014-06-01
超近代高層ビルの資材 (石神井修道院)

 大空に聳えるメタセコイヤをはじめ、ヒマラヤ杉、檜、松、樅ノ木、棕櫚、ハナミズキ、梅、桜、あじさい、ハラン、チューリップ、バラ、ジャーマンアイリス、ユリ、クリスマスローズと挙げればきりがないほどの樹木。一面にたんぽぽが可愛い顔をのぞかせている。四季折々に花々が咲き香り、徐々に整備されているクルーゼの森。ここ「黙想の家」にふさわしく涼風が吹き渡り、小鳥の大群やハト、鳥の鳴き声が時々、耳障りと感じるほど静寂そのものである。
 昨年のことであるが、ある日、この大自然の庭園のあちこちにハンガーが散乱していた。いたずらする人もいないだろうに、と不思議に思いながら拾い集めてみると、なんと20本近くもあった。後日、それはカラスの大切な建築材料だったのだと分かり、驚くばかり。枯草、枯れ枝、藁ではなく、現代は建築材料も進化したものだと納得した次第・・・。
 樹木の剪定、伐採に当られた庭師さんがハンガー60本位、使ってあったかなと教えてくださった。次回、完成の暁には双眼鏡でみましょうかということに。何軒のお家から、せっせと運んだハンガーだったのだろうかと思うと心が痛んだ。

純心聖母会
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