修道院こぼれ話
神さまはともに歩いてくださっていた
2019-09-01
「神さまはともに歩いてくださっていた」(広島修道院)
共同体として訪問し続けている方がある。S姉が訪問した或る日、「今度、90歳になる。この一年をどう生きるか大きな問題で、とても重要に感じている」としみじみ話し出されたそうである。どう生きたい?・・・
胸の内を聞き出すチャンスをとらえたS姉が即反応。いろいろと問答した結果「神様からいただいた今日までの恵みへの感謝とお詫びをすることにたどり着いた。」と分かち合ってくれた。長い間、教会から離れていて、神様の恵みを感じるようになった今、神様はまた大きなプレゼントをくださった。教会のお知らせに受洗の金銀祝名簿に名前が連なっていた。こんな私でもこれまで神様はともに歩いてくださっていたのだと感激し、大きな喜びに変わった。「お祝い日にミサにあずかろう。ご聖体も拝領したいよね・・・」のことばにお許しをいただきたいとゆるしの秘跡も受け、長い間待ち続けた時がついにやってきた。神のご計画のあまりにも素晴らしさに感動しつつ迷える子羊の帰還を多くの信徒とともに喜んだ一日であった。