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修道院こぼれ話

修道院こぼれ話

ハタキも一役
2013-04-01
「ハタキも一役」(養成修道院)
 
我が共同体で一番の働き者のシスターF。玄関先の掃き掃除から植木の水かけ、お花の活けかえ、暑い日も寒い日も怠ることはない。そんなシスターはいつもホウキとチリトリ、埃をはらう昔ながらのハタキを持参している。
さて、団らんの食事を終えた後の片づけ。「今日は食器をたくさん使ったネ」と言いながら洗っていると、洗い当番ではないシスターF。チャッチャッチャッと右手、左手と横に伸ばし、三三七拍子を口ずさみ、「洗いガンバレ!」と応援団長になる。笑いのうちにきれいに片付いていく。この応援団長、修練者が黙想へ出かける時、修練を終えて巣立っていく姉妹たちの見送りになると、あのハタキに赤いリボンを添えて、大漁旗と称し、チャッチャッチャッとエールを送る。今年も二名の姉妹たちを送り出した。
 おまけにもう一つ。ある日の朝食での出来事。一人の修練者がシスターFのナフキンに釘付けになっている。その視線の先には「IMO」のメモが。アイ、エム、オー?…イモ!!シスターFは「誰にも分からない私の暗号なのに」と照れておられた。実は大のイモ好きで、朝食に食べようとメモにしていたのである。

純心聖母会
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