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神さまのひろば

★神様のひろば★

わたしはぶどうの木
2019-09-01
「わたしはぶどうの木」(シスターF)

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。…ヨハネ15・5」
 軽費老人ホームときわ荘は定員50名の施設で、そのうちカトリック信徒は43名と、86%を占めている。この信徒の集まりを「ぶどうの会」と呼んでいる。以前は聖書の分かち合いを中心に行なっていたが、現在はぶどうの木であるイエス様に、しっかりとつながり、イエス様から離れないように祈り、信徒としての生き方を学んでいる。宗教行事への参加、司祭や修道者の話、DVD鑑賞、分かち合いなどを通して、イエス様とマリア様と聖人たちと出会い、イエス様とのつながりを深め、愛に生きるよう導かれている。また共に生活している人へ、さらに世界の貧しい人々へと心を他者に向けて私にできる方法で、手を差し伸べることができるように神さまと共に歩んでいる。人間関係がうまくいかない時こそ、「互いに愛し合いなさい」の理念の実践に努めている姿も見受けられるし、社会貢献への協力の輪も広がっている。このようなときわ荘の現状を見つめると、神さまはときわ壮という「神さまのひろば」で働いておられ、人をも導かれることを実感する。
 Fさんは、23歳で結婚のために富山県に転居し、70歳でご主人が死亡し、約10年後に長崎での生活を望み入所した。その翌日、ミサに来られたので、種無しパンをチボリウムに入れるように説明すると、10年間教会に行っていないと話された。そこでミサ前にゆるしの秘跡を受け、その後は毎日ミサに参加している。
 さらに神さまは、「神さまのひろば」から宣教に派遣する。80歳のKさんは、入所して間もなく、大阪在住の弟さんが危篤状態になった。ご家族の方がカトリックについて不明なため、大阪に赴き、病者の塗油に立ち合い、ご家族に通夜、葬儀の手順を教え弟さんが安心して旅立たれるように、ホームで力を得て宣教してきたと話された。
 これからも、ときわ荘が「神さまのひろば」であり続けるために、しっかりとイエス様につながり、神さまの働きに協力していけるホームでありたいと願う。

純心聖母会
〒852-8142
長崎県長崎市三ツ山町415
TEL.095-848-2241
FAX.095-843-7570

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