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神さまのひろば

★神様のひろば★

聖書深読法
2016-11-01
聖書深読法(西町修道院)
 
「何を歌いましょうか… 歌える歌がいいですね」  手作りの聖歌集の中から探します。「30頁の歌はどうでしょうか。」「歌えそうですね」
「聖書の箇所はヨハネ19章25節から27節までです。」メモ用紙が渡されます。「では 始めましょう。」祈りと歌で始まります。
 毎月第3土曜日、浦上の純心宣教センターでの聖書を中心とした祈りのひとときです。10時30分より約1時間、カルメル会の奥村神父様による聖書深読法の最初のほんの一部をしています。
 指示された福音書のなかの数節をゆっくりと読み、今、自分に語られる主のみ言葉を深く味わい、分かち合っていくのです。指定された聖書の箇所を参加者が 1節ずつ、順にゆっくり朗読します。読み終わったら、その箇所を全部ノートに書き写しながら静かに黙想し、間を置きます。配付されたメモ用紙に感激した所、心に触れた所など を2、3か所マークし、全体の印象を短い言葉で記し、提出します。一覧表に記入しコピーして配付。分かち合いに入ります。分かち合いでは、何故マークしたのか、自分が感じたこと、思ったこと等を話し、他の人が話している時は耳を傾け聞くことに徹します。批評や討論等は致しません。分かち合いが済んでからの「解読」は、神父様の著書でその時に読んだ聖書の箇所に関連している部分を読みます。しばらく心の中で思いめぐらし、共同祈願があれば致します。歌又は祈りで終わります。
 その後、お茶をいただき、来月の予定日を確認して帰ります。聖書深読法について、カルメル会の九里神父様は(分かち合いの手引き)で次のように述べておられます。「『私の名のもとに二、三人集まるところに私はいる』共に祈りながら、み言葉に耳を傾ける時、聖霊が働くのでしょう。ピクニックでお弁当をひろげているような感じです」と。
 分かち合いでは神様の大きな手に包まれて、楽な気持で感じたままを話します。他者に心を開き、分かち合う交わりのなかで、何かが心に響きます。他者に働かれる神様の恵みといつくしみに、み言葉のひとことに心をうたれます。それが水の雫となり、落ちて心と身体にしみてくるように感じられるのは私だけではないようです。
 参加する度に驚きます(神様は不思議なわざを行われると。) 「神様、あなたがなさることです。すべてをお任せ致します」そのような気持ちで帰途につきます。聖書を読みながらの祈りのひととき どなたでも、どうぞいらしてください。

純心聖母会
〒852-8142
長崎県長崎市三ツ山町415
TEL.095-848-2241
FAX.095-843-7570

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