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神さまのひろば

★神様のひろば★

分かち合い
2016-06-01
諫早修道院
昨年、幼稚園の職員に、①幼稚園の歴史、②三木パウロ像(先生方の要望)、③無原罪の聖母像、④マリアさまを園児にどのように伝えたらよいかというテーマで話す機会をいただき、5回に分けて話をした。今回はその分かち合いである。
 ①幼稚園は、長崎教区立純心幼稚園として、1949年に諫早市最初の幼児教育施設として純心聖母会が要請を受け、開園。会の創立者早坂司教が諫早教会を聖パウロ三木聖堂と命名された。これらの話や数学者であったSr江角が50年ほど前に開始された年金制度について、「この制度では、将来あなたたちの年金生活はできないのよ」と話していたことを話すと、先生方は喜んだり驚いたりしていた。『いのちの道しるべ』から、「愛の業―マリア様いやなことは私がよろこんで」を読み、その精神を少しでも汲み取ってほしいと思った。
 ②幼稚園の隣の教会の入り口に三木パウロ像が、正面玄関に無原罪の聖母像が建てられている。この教会の広場を園バスの登降園の場としているので、マリア様がいつも見守ってくださっている感じがする。三木パウロ像も親しみがあり、日本26聖人殉教者を始め、日本の教会史についても説明した。
 ③無原罪の聖母については、質問者にだけ、夏休み中にルルド・ファチマ・グァダルッぺの聖母出現のことを絵葉書や本を使って説明した。
 ④マリア様のことについては聖書から20か所のリストを作り、イエスの系図とカナの婚宴を選んで話したが、聖書を初めて開く人もおられ、どの程度理解されたか疑問である。イエスの誕生を選べばよかったと反省している。カナの婚宴でのマリア様の「なんでもあの人の言うとおりにしなさい」という言葉は、いつも大切にしてほしい言葉だと願っている。
 幼子イエス様を大切に育てられたマリア様のように、いつもだれにでも笑顔と細やかな心遣いで、惜しみない奉仕をしておられる先生方の姿を見るたびに、園児たちは言葉でなく、行いを見て、マリア様を感じ取っているのではないかと思うからだ。私のつたない話を聞いてくださり、本当に深く感謝している。

純心聖母会
〒852-8142
長崎県長崎市三ツ山町415
TEL.095-848-2241
FAX.095-843-7570

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