純心聖母会は、長崎大司教区に本部を置く聖母マリアの汚れなきみ心に捧げられた教育と社会福祉の使徒的活動を行う聖座法の女子修道会です。

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純心聖母会
〒852-8142
長崎県長崎市三ツ山町415
TEL.095-848-2241
FAX.095-843-7570

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シスターへの道

 

あなたに伝えたい本

あなたに伝えたい本
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おおきな木
2014-10-01
『おおきな木』
  シェル・シルバスタイン作
         シスターS

 むかし、リンゴの木があってかわいいちびっこと仲よし・・・で始まるこの本は、3歳から老人まで親しまれる絵本です。
 本の内容は、森の中の一本のリンゴの木と仲よしのちびっこが登場し、リンゴの木はちびっこに自分の愛を伝えたいと体をけずって木の葉を与え、果物を与え、枝を与え、幹を与え、一つの切り株になっても、なお与えることをやめないという与える愛のよろこびを表現した物語です。
 この本を読んで、私は日々の生活の中で無償で受けた神からの愛を、周囲の人びとにどんな形で与えているのか反省し考えさせられました。そして本の後書きが心に響きました。
 「与えることは人間の能力の最高の表現であり、与える行為においてこそ、人は自分の生命の力や富やよろこびを経験する。」

 
『アダム 私の愛する子』
2014-09-01

『アダム 私の愛する子』 H・J・ナウエン著
シスターI
 
  アダム・アネットは、ナウエンがデイブレイクで出会い、親密なケアを通して深い人間関係を築いた重度の障害を持つ青年です。彼は18歳まで自宅で両親の愛を受けていき、その後5年間長期療養病院生活、24歳になった頃、デイブレイクで11年生活し、34歳で亡くなった。
 ナウエンは彼を「内的自己や共同体や神と結びつけてくれた。また彼は私にとってはかり知れないおくり物、私のカウンセラー、教師、導き手であった」と述べている。
 本書を通して
?両親の子に対する深い愛情が感じられ、親に対する感謝とともに神様の人間に対する限りない愛がわかる。
?ナウエンの心からの愛と奉仕を通して、神様の豊かな恵みが与えられ共同体の深い一致と和が感じられる。
?アダムは、重度の障害で一言も発することができない状態でありながら、彼は人に慰めと喜びと勇気を与え、希望をもたらしてくれる。
?神と人との結びつきを学ぶことができる。
と教えられた。またアダムのようにともにいるだけで周りの人々に安らぎを与えることができるよう努めたいと、繰り返し愛読している。

 
『聖書』
2014-07-01

『聖書』  シスターM

 聖書はどこを開いても心を潤す教訓が書かれています。愛し合いなさい。他人を許しなさい、七の七十倍までも。聖書を開き、最初に目に留まった箇所が1日の糧、支えとなります。中でも次の個所はイエスの温かい眼差し、許す素晴らしさを体感します。姦通の現場でとらえられた婦人を囲み、殺気立ち叫ぶ人々に、イエスは背を向け静かに地面に何かを書き続けます(ヨハネ8・3)。イエスは、おもむろに「罪のない者がまずこの女に石を投げよ」といいます。年老いた者から一人二人と去っていく。一人もいなくなった真ん中に立たされた婦人の心境は?
 「婦人よ、あなたを罪に定めた者は?」「主よ、誰も。」
 私はこの個所を読むたびにどれほど深く愛されているのかを味わいます。中でも真正面から婦人を咎めるのではなく、背を向けたイエスの姿に温かいものを感じます。
 許された喜びに、何十倍も主を愛したい思いに駆られます。福音宣教はみ言葉を述べ伝えると同時に、日々の私たちの態度です。「目は口ほどに物を言う」、優しい目、愛溢れる目、誰もが望んでいるものを提供し、口はしっかり締めて福音宣教のみに使いたいです。
 

 
『降りていく生き方』
2014-06-01

『降りていく生き方』
  「べてるの家」が歩む、もう一つの道  太郎次郎社 横川和夫著
                          シスターS

 こういうおれでも生きられるんだよ。
・・・精神病者だからこそ、弱い人の視点で生きていける。
・・・最低の暮らしが保障されていればいい。(本文より)

 自分と向き合い、自分を、そして、自分の病気を受け入れ、今、病気を自分の個性として生きている精神病の方の言葉です。彼らは、自分の過去、そして、病気を自分の言葉で表すことにより、自分を客観的に見つめています。
 北海道浦河町にある「べてるの家」。この家では、浦河赤十字病院の精神科を退院、また入院中の精神障害をもった方々が、昆布の袋詰めなど様々な仕事をしながら共同生活を送っています。この本の中では、何人かに焦点を絞って書かれていますが、人生のどん底の悲しみを味わい、絶望した彼らが、どのように回復へと向かったのかありのままに書かれています。

 
『しあわせは微笑みが連れて来るもの』
2014-05-01

『しあわせは微笑みが連れて来るもの』

       ジャンヌ・ボッセ著  シスターM

 

日本に来て六十五年

九十六歳を迎えられるという著者の豊かな信仰生活の一日が優しい普通の言葉で書かれています。

 

明るく元気に生きるために

・いつも微笑んでいましょう

 微笑みは誰にでもできるしあわせの贈りものなのですから。

・静かな時間を持つよう心がけましょう。
 明日への元気をしっかりためるためにも今日一日のどこかに
 静かになれるときを作るように心がけましょう。

・一日の終わりに「ありがとう」で始まる手紙を書きましょう。

 さらに修道院を訪れる方々へのおもてなしとしてつくられた
 オートミールクッキー、バナナケーキ、チョコレートパイの
 レシピなど楽しみの頁もあります。

 私は毎日弁当づくりが終わって、ほっと一息する時間に開いて、元気をいただきました。

 二作目に『しあわせは涙のあとに届くもの』が出ています。

 
『いのちの食卓』
2014-04-01

『いのちの食卓』   辰巳芳子著 マガジンハウス
         シスターK

 先日、料理研究家辰巳芳子先生の「いのちのスープ」が偶然に放映。入院患者と職員の笑顔、幸せ溢れる対話に、観ていた私たちも幸せ。さらに2月9日付カトリック新聞に「食と霊性」、魂にしみわたる「料理」「食」を通して宣教の可能性を探るシリーズとあり、聖テレジア病院の取り組みを紹介。辰巳先生の「いのちのスープ」を食に取り入れ、入院患者を支えるシスターのご奉仕の姿勢は、「冷たい食は冷たく、温かい食は温かく、手抜きせず真心」でした。

 「仕えあう」料理と向き合って、「人とのかかわり」において「仕えあう」ことの一つの稽古が料理であり(第1章)、「人生を幸せに終えるための食、それがスープです」(第4章)と先生のおことばです。

 むずかしいですが、洋風、和風いずれにしてもスープ(汁物)の味に真心を、私も賛同です。この本が魂に触れ、奉献生活の祈りと働き、喜びになるとありがたく思います。本の紹介というよりも、出会いの分かち合いとなりました。カトリック新聞を再度読み、温かい心、思いを感じた次第です。
 
『こころの座標軸』
2014-03-01

『こころの座標軸』
  犬養道子著 婦人の友社  シスターS

 
 雑誌に掲載した文章をまとめた本です。「生活しつつ祈りつつ」と題名のついた部分から引用します。

 
 ― 日々、祈るために、私はいつも 福音書を手にとります。六十年近くを生きるうちに私の「読む角度」は少しずつ違って来ました。ここ十年ばかり次第につよく浮かび上がって来たのは、各人それぞれに対するときのイエスがどれほどリアリズムに満ちた実際的な方であったかということです。気づかされるのは、山上の教えの中、「心貧しい人」と「神の名のために迫害される人」の二つの句だけが、文法上での現在形で、あとの六つは未来形であることです。こころ貧しいとは、自分の考えや体験だけが正しいとおごらないこと、思わぬ病や不幸事や、好きな食べ物や性のあわない人との共同生活への反発などを、あきらめとは全く違う活力をもって正面から受けとって、「変えることの出来る点は変え、変えることの出来っこないものごとはそのまま受けとめる、という識別力を持つこと」にもつながってゆく。つまりは、いつも「前向きを」。―

 どの頁をめくっても心に響くものに出会えます。次の文章で結びにします。

 ― 集りの中の祈り。ひとりの祈り。これは車の両輪のように互いに助け合って、わたくしたちを少しずつゆたかにしてくれる。キリスト・イエスに、また天父である神に、いま私をとりまいているさまざまの人々に、ほんのちょっぴり今までより誠実に近づけてくれる大切な宝物が祈り。−

 
『イレーナ・センドラー』 Anna Mieszkowska
2014-01-01

『イレーナ・センドラー』 Anna Mieszkowska

               シスター Y

子ども150万人を含む六百万人が殺戮されたホロコースト。

その只中で人間としての品位と勇気を失うことなく、子どもの救済にあたった一人の女性イレーナ・センドラーがいる。ドイツのポーランド侵入が1939年。彼女はワルシャワ社会福祉局ソーシャルワーカーとして貧民や老人、子どもの食糧配布などを担当していた。貧しいユダヤ人家族も対象だった。42年、50万ものユダア人がワルシャワゲットーに隔離。発疹チフスと結核の感染症が蔓延。ユダア人以外立入禁止のゲットーに、彼女は伝染病対策員(ナース服着用)として通行証を獲得し、薬や食料配給、遺体の運搬にも携さわった。程なくユダヤ人は絶滅収容所送致が決定。イレーナは被占領政府公認のカトリック信徒中心の地下組織(ゼゴダ)に登録、ユダヤ人児童救済の責任者に指名された。子どもを親から引き離す痛みは結婚していたイレーナの心を刺した。せめて子どもの命だけでもと母親説得の一方、子どもの養子先を探した。イレーナ側も保護する側も、自らの生活を危険にさらす命がけの行為であった。ナチ党はユダヤ人を援助した家族員全部を死刑に処するとの懲罰で対応したからである。教会、修道院のシスターたちも活発に援助した。受け入れを拒否する人は誰もいなかった。子どもたちは麻酔薬を注射され、麻袋、スーツケース、お棺や道具箱に入れられて運び出された。彼らは偽の洗礼名で呼ばれ、イレーナしか分からないコードで子どもの実名等情報を記入、紙片は陶器の瓶に入れ、友人の庭に埋めた。その数2500名。救済活動はナチ党に知られ、イレーナはゲシュタポに逮捕され拷問後、死刑宣告。子どもと養子先、仲間を守るために自らの死を選んだのである。

 戦後、共産主義のポーランドはゼゴダの元会員を迫害し過去が公になるのを封じた。死刑執行土壇場で救助された彼女は瓶の記録を基に家族再統合にむけ、子ども探しを試みた。親の大半は死亡。新聞の顔写真をみた子どもたちが「私を助けたのはこの女性」と名乗り出る。彼女が世に知られるのは2000年、90歳の時。

 戦争中よりも、今の方が人間は悪くなったように思う。 文明は進んだが、大量殺裁兵器の開発は今も続いている。 それでも私は愛が勝つことを信じる。(イレーナのことばより) 
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