純心聖母会は、長崎大司教区に本部を置く聖母マリアの汚れなきみ心に捧げられた教育と社会福祉の使徒的活動を行う聖座法の女子修道会です。

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純心聖母会
〒852-8142
長崎県長崎市三ツ山町415
TEL.095-848-2241
FAX.095-843-7570

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シスターへの道

 

修道院こぼれ話

修道院こぼれ話
 
怒ってる?
2014-09-01

「怒ってる?」(ブラジル クリチバ修道院)

 ポンタ・グロッサのベネディクト会に立ち寄った時の出来事。チャペルに行く途中、一家族と出会った。
2、3歳の男児が私の方にやってきて、
「あなたの赤ちゃんは?」
「えっ、私の赤ちゃん?」
「うん!あなたの赤ちゃんは連れてこなかったの?」
「えっ?!私の赤ちゃん?」
私たちの話を聞いていたおばあさんが笑いながら言った。
「シスター、この子はシスターがマリア様だと思っているんですよ。さっきチャペルでマリア様がイエス様を抱いているのを見たんです」と。
それで私は、男の子に「あぁ、チャペルにいるよ!」と言ってチャペルに向かって歩いて行った。しばらく私の後を付いて来ていたが、お母さんに呼ばれて引き返していった。おばあさんがそのことについて話している声と皆が笑っている声が聞こえてきた。
 一人の園児が、「先生、僕のこと怒ってるの?」「ううん、怒ってないよ」「怒ってる」としつこく言う。「怒ってないと言ってるでしょう」と言うと、「そしたら、しあわせに僕と話してよ」と言われてしまった。本当は怒っていたのだった。別の日に彼が「先生、僕を手伝ってくれるよね」「いーや手伝わないよ」と言うと、「手伝わなくてもいいよ、僕、やさしいマリア様と神様に手伝ってもらうから、そして先生の頭に稲光が落ちるようにお願いするから」と、怒りながら言った。

 
ヨッコラショ
2014-07-01

「ヨッコラショ」(川内天辰修道院)

 舞台はとある歯科医院。久しぶりに虫歯の治療に通い始めた。
最近の歯科医院はプライバシーの尊重のため患者が1人ずつ入れるブースに仕切られている。 
 まるでホテルの一室のように、前の壁にはモダンな絵画が飾られ、静かに音楽が流れている。ともすれば何をしにきたのか忘れて、ウトウトしてしまいそうだ。とは言え、やはりここは歯科医院。耳を澄ますと、いろんな音が聞こえてくる。廊下をコツコツ歩く音、歯科衛生士さんの話し声、ウィーンと鳴る機械の音・・・。
ある日のこと。隣のブースから声が聞こえてきた。どうやら隣は高齢の患者さんらしい。治療のために椅子を倒そうとするが腰が痛くて倒せない(ようだ)。「では、立って治療しましょう」と歯科医の声。「ハイ、ハイ」ゴソゴソ、ヨッコラショ。おばあちゃんが立ち上がった(たぶん)。すると歯科医は慌てて平謝り。「やあ、すみません。私が立ったまま治療をしましょう、という意味だったんですよ。」そういうことか…うん、私も立ったかも…と思いながら、私は見えない舞台を愉しんでいた。
時に言葉は正しく伝えられず、伝わらない。神の言葉を伝える使命を受けた私たちは、その言葉を正しく理解し伝えているだろうかと、省みた一幕だった。さて第二幕、どのような物語が展開されるのか、楽しみである。
 

 
超近代高層ビルの資材
2014-06-01
超近代高層ビルの資材 (石神井修道院)

 大空に聳えるメタセコイヤをはじめ、ヒマラヤ杉、檜、松、樅ノ木、棕櫚、ハナミズキ、梅、桜、あじさい、ハラン、チューリップ、バラ、ジャーマンアイリス、ユリ、クリスマスローズと挙げればきりがないほどの樹木。一面にたんぽぽが可愛い顔をのぞかせている。四季折々に花々が咲き香り、徐々に整備されているクルーゼの森。ここ「黙想の家」にふさわしく涼風が吹き渡り、小鳥の大群やハト、鳥の鳴き声が時々、耳障りと感じるほど静寂そのものである。
 昨年のことであるが、ある日、この大自然の庭園のあちこちにハンガーが散乱していた。いたずらする人もいないだろうに、と不思議に思いながら拾い集めてみると、なんと20本近くもあった。後日、それはカラスの大切な建築材料だったのだと分かり、驚くばかり。枯草、枯れ枝、藁ではなく、現代は建築材料も進化したものだと納得した次第・・・。
 樹木の剪定、伐採に当られた庭師さんがハンガー60本位、使ってあったかなと教えてくださった。次回、完成の暁には双眼鏡でみましょうかということに。何軒のお家から、せっせと運んだハンガーだったのだろうかと思うと心が痛んだ。
 
かかし
2014-06-01
仲間入り (大江修道院)

 本渡からの帰り道、沿道の賑わいに思わず車を止めた。勢いよく魚を釣り上げている人、白板を背に質問している先生、椅子から踊り出さんばかりに両手を上げ、大口を開けて発散している人。ここは「かかし村」。今年は、廃校した小学校の、勉強する子どもたちなど約60体を新たに作り、元気よく手を挙げる様子を生き生きと再現。全部で170体。私たちも両手をあげて「いざ、スタート」。
 
共同体っていいな
2014-05-01
ブラジル 聖母の家共同体
                  

 聖母の家は3人の共同体。事業所での一人ひとりの責任を果たしながら、互いにくつろいで話せるのは夕食のとき。また何年もともにいると、互いの癖や性格も理解しての日々。

 ある日、E姉妹が、「昨日の夜は夢を見たり、何か物音が聞こえたり・・・」と話し始めた。あとの二人は、いつものE姉妹のこと、「それで、眠れなかったのよ」と結ぶはずと決めて聞いていた。だが姉妹は「でも眠ったのよ」との意外なる発言に思わず爆笑。涙を流しながら笑い合った夕食。

そして先日のこと。日本から帰国された姉妹から、おみやげのチョコレートが届いた。「このチョコレートは、ほんとうにおいしいね」と、3人で一つ二つと食べ始め、残ったのが一個。ある姉妹が「どうぞ」と他の姉妹に進めたものの、「ジャンケンしよう」との他の二人の意見でOK。まず一度目に、一人勝ち、二人負け。負けた年長の姉妹が、3回勝負にしようと新たな意見。その姉妹は手にしわを寄せて、何かまじないをして、ジャンケン。手にしわが多くなって、まじないのしわが分からないと言いながらジャンケン。笑いの中、とうとう一つの小さなチョコレートを三つに切って、おいしく食べ、3人とも満足。こんな笑いも、共同体のエネルギーになるのかな?

 
花のスイッチ
2014-05-01

花のスイッチ(ときわ荘修道院)

 ある日、花壇の草取りをしていると、四月から恵の丘診療所所長に着任されたT先生と看護師が通りかかられた。「きれいな花がたくさんですね」と看護師。先生は「そうだなぁ」と花を眺めておられた。目の前には、太陽の光を浴びて大きく花開いたチューリップが・・・。すると、先生がそのチューリップを指差して「こんなに開くの?」「陽があたると花が開いて、陽が陰ると閉じますよ」「ふうん」と花のすぐ下の茎をつまんで、こう一言。「このあたりに、スイッチがあるのかな?」真顔でおっしゃる。さすが名医の先生。思わず笑いがこぼれた。姉妹方にこの出来事を話すと、「え〜っ!」と驚きの声があがった。以前は厳しかったという先生。おちゃめなところがあられるのだ。そこに出くわした私は、少し得した気持ちになった。
 
初笑い
2014-04-01
初笑い (川内修道院)

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末に、ある姉妹に贈られたお歳暮をおすそわけしてもらった。すばらしい桐の箱に入った屠蘇湯である。ふたを開けるとプーンと木の香りが清々しい。和紙で作った袋の中に香のような木屑のような粉末が入っている。それをビニールの袋に入れ、さらにきれいな和紙でくるんである。そして、「1年の感謝をこめて」と美しい文字で書かれている。

 これはすばらしい!早速初湯に入れて楽しませていただこうと楽しみに待った。やがて元旦の初湯、ビニール袋から和紙の袋を取り出し、それを思いっきり破り浴槽の中にまいた。浴室いっぱいに木の香りがして粉末や小さな木屑が浮いたり沈んだり、さぞやいろいろな良い効果があるだろうと思いつつ寄ってくる木屑をかき分けながらゆっくり楽しんだ。満足して湯船から上がると・・・体中木屑や粉末だらけ、もう一度シャワーを浴びた。

翌日、姉妹たちに屠蘇湯のことを話すと「ええ!ふくろやぶったの!」と皆で大笑い。実は袋のまま使用するのだそうな。数日後「1年の感謝を込めて」と書いてある美しい和紙の裏側に何かかいてあるのを発見。屠蘇湯についての説明と最後に「このパックをそのまま浴槽に入れるか・・・あまり乱暴に扱うと破れてしまいます。ご注意ください」と書いてあった。


 某姉妹作の短歌

入浴剤 袋きりさき湯の中へ そこへ とびこみ 奇怪な気分
 
教会学校・巡礼の旅の一日
2014-03-01

教会学校・巡礼の旅の一日(島原修道院)


 僕の名は一生、小学一年生、四人姉兄の末っ子。まだ霊名はない。時々家族揃って教会学校へお母さんの車で行く。今年は教会学校で田平教会、焼罪殉教地、海きららにバスで行った。行きはシスターが用意してくれたクイズで楽しんだ。そして僕の考えたクイズは「パンはパンでも固くて食べられないパンはなあに?」さすがシスター、すぐに答えられてしまった。

 帰りは、楽しみの「海きらら」。なんと神父さまに五百円いただいた。そうだ、お父さんお母さんにお土産を買おう。僕は悩むこと時間一杯。みんな自分のことで一杯。自分で決めなければならない。ようやく見つけた???お父さんお母さんは喜んでくれるだろうか?と悩みは続く。しばし静か、おとなしい、あれれ…

「僕の貴重品がない???」。

「僕の貴重品ってなあに???」。

「お父さんお母さんへのお土産」

 一生君、大事な貴重品が見つかり、夕食のバイキングでお腹が一杯、それに疲れも最高、三拍子そろってついに爆睡。バスの旅の終着地に着いても目覚める様子は無し、誰が起こしても無駄。とうとう一番の力持ちの運転手さんに抱きかかえられて迎えに来ていたお父さんへ。あのお土産は?末っ子一生君を霊名で呼べる日が待ち遠しい・・・

 
幸福のメール
2014-01-01
幸福のメール (恵の丘修道院)

 一昔前、「幸福のメール」なるものが流行った。ある人が知人にメールを出して、その知人が別の知人に回し、巡り巡って自分の所に戻ってくると、その人はめでたく幸福になるというもので、半ば遊び、半ば迷信のようなものだ。メール内容は、日常の笑い話を紹介したものである。引っ越しのため荷物を整理していたら、プリントしたものが出てきたのでその中の2,3を紹介したい。

 

 うちの母は、頭が痛くなると氷でおでこを冷やす。先日も夜中にかなり痛みがひどくなり、暗闇の中をフラフラしながら台所へ。冷蔵庫から、あらかじめビニール袋に入れてある氷を取り出して、おでこにのせて眠った。翌朝、目が覚めてみると、母の枕元には、解凍されたイカが転がっていた。

 

 母がテレビを見ていると、美人のアナウンサーが出てきた。母は「こんな人が嫁にきてくれるといいわ」と言ってニコニコしていたが、うちの家族で男はお父さんしかいない。母は、いったい誰の嫁が欲しいのだろうか。

 

 結婚した教え子から年賀状がきた。「性が変わりました」と書いてあった。

 

 このような話が29載せられている。「笑い」は心身ともに健康にしてくれる。

 
 
ピーちゃん
2013-12-01
「ピーちゃん」ありがとう (田園調布修道院)
 セキセイインコ「ピーちゃん」は、昨年春、幼稚園の鳥小屋で生まれて間もなく、仲間から頭を傷つけられたところを姉妹に救助された。修道院2階廊下の隅に鳥かごが置かれ、姉妹たちの手厚い看護を受けて、頭の絆創膏が外れるほどに傷は回復。アッシジの聖フランシスコに似た頭がチャームポイントであった。鳥かごの前を通る度に「ピーちゃん!」と声をかけられると、ピーちゃんは必ず、「チョンチョン」とリズミカルに答えてくれた。人気者のピーちゃんは姉妹たちの手のひらに乗せてもらっていた。隙を見ては器用に修道服の襟元まで上りあがり、固い襟をくちばしでガシガシとかじって遊んでいた。ピーちゃんを恐れる小心者の姉妹たちが足早に側を通ると、遊んでもらおうと低空飛行で突撃しては悲鳴を上げて逃げられ、寂しそうな顔をしていた(ように見えた)。夏の暑さで体力を消耗したピーちゃんは、9月10日の朝にひっそりと神様の元へ旅立ってしまった。短すぎる命であった。今、ピーちゃんは修道院前のルルドの横に葬られている。共同体に癒しと笑顔を与えてくれたピーちゃん、ありがとう!
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