純心聖母会は、長崎大司教区に本部を置く聖母マリアの汚れなきみ心に捧げられた教育と社会福祉の使徒的活動を行う聖座法の女子修道会です。

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純心聖母会
〒852-8142
長崎県長崎市三ツ山町415
TEL.095-848-2241
FAX.095-843-7570

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049840
 

シスターへの道

 

あなたに伝えたい本

あなたに伝えたい本
 
『アッシジのフランシスコを讃えて巡礼の書』
2020-11-01
『アッシジのフランシスコを讃えて巡礼の書』
 ヨハンネス・ヨルゲンセン著
 水野藤夫訳
  シスターA

 新しい本ではない。原著は1903年に出て、水野藤夫氏による手許の訳本の初版本である。水野氏は、訳者あとがきに「70年以上も昔のベストセラーをあえて再び紹介するには、それ相当の理由がある。名作に時代はなし」とバリエーションも付け加えさせていただきたいと思う。
 デンマークの詩人ヨルゲンセンは、アッシジのフランシスコの研究者でもあって、当時ローマに住み、該博な知識と長期の思索を経て到達したカトリックの信仰と詩人の感性、観察力、表現力をもって、アッシジにある聖フランシスコゆかりの修道院を訪れる。確かこれは探訪記ではなく「巡礼の書」
である。現在形で短か目の文章を積み重ねていく構成スタイルは、読者に作者と歩みをともにしているような臨場 感を与える。
 フランシスコが実際に生活し、祈り亡くなった地。聖人を「わたしたちの父」と呼び、「小さき花」の中の逸話を自らの思い出のように語る兄弟たちの間に身を置いて、この会を知りたいと思う者には格好の書である。 
 
『だいじょうぶだよ』
2020-10-01
『だいじょうぶだよ』
 晴佐久昌英 著
 女子パウロ会発行
  シスターI
 
 誰もが手にし、読んだことのある本。私のお気に入り、お薦めの一冊です。
 著者が講師を務められた福祉の研修会でこの本に出合いました。
 32の福音詩のそれぞれにどこか背後で受け止めてくださる方の温もりが感じられ、ほっとします。私の好きな詩の一部を紹介します。
 
「病気になったら」
病気になったらどんどん泣こう
痛くて眠れないといって泣き
手術がこわいといって涙ぐみ
死にたくないといってめそめそしよう
・・・・
またとないチャンスをもらったのだ
じぶんの弱さをそのまま受け入れる
チャンスを・・・
 
『橋をつくるために現代世界の諸問題をめぐる対話』
2020-09-01
『橋をつくるために現代世界の諸問題をめぐる対話』
 教皇フランシスコ/D・ヴォルトン著 戸口 民也訳 
 新教出版社
  シスターT

「それにしても、あの教皇はどこまで謙遜なんだ! あれはアルゼンチン人なんかじゃないね、フランシスコなんて名乗ったりしてさ、イエスⅡ世ってすりゃあいいのに!」。(266頁)この本は、ラテンアメリカ出身の教皇フランシスコとフランスの社会学者ドミニック・ヴォルトン氏との対話という形をとっています。カトリック教徒ではないヴォルトン氏の心の奥に響いた教皇の姿に触れる思いがしました。
 翻訳者は次のように記しています。「私がこの本を翻訳しようと思ったのは、知らないがゆえに無関心・無理解という現状を少しでも変えたかったからです。キリスト教徒だけでなく、他の宗教を信じる人たち、無宗教の人たち、さらには無神論者たちにも教皇フランシスコを知って欲しかったからです。一人でも多くの人にこの本を読んでもらいたいと、心から願っています。私もまったく同感です。
 
『人々のなかの人』チマッティ神父の小さな花
2020-06-01
『人々のなかの人』チマッティ神父の小さな花
 J・マンテガッツァ著
 ドン・ボスコ社
  シスターI
 
 著者は、目次「チマッティ神父の小さな花」に、平凡さの中で非凡に生きる宣教者チマッティの普段の姿を、スナップ写真さながらの折々の言葉、出来事を通して紹介したいと述べている。
 チマッティはイタリアに生まれ、母ローザの信仰を通して召命を受け、サレジオ会士となる。「一番惨めな、一番骨の折れる、しかも誰も気にかけない布教地」を志願し、1925年、日本に派遣される。数々の才能に恵まれていたが、特に音楽は困難な日本語の壁を越え、宣教活動の優れた手段となる。
 福音が楽曲を通して人々の心に伝えられる。異なる様々な事柄や人の心の動きが一つになって天まで届くような音楽の力を感じた。徹底した従順、神と聖母への秀でた信頼からくる微笑み、喜びに溢れた表情は、写真にみる白い豊かな髭をたくわえた人の聖性の証であった。
 残された数々の小さな便り、関わった人々の思い出、言葉は味わいが深い。祈りの人、微笑みの人のメッセージは、受ける者、受ける時それぞれにより尽きることがない。
 
「Wonder」
2020-04-01
「Wonder」
R・J・パラシオ 著 中井はるの 訳
ほるぷ出版
シスターK
 
「オーガスト・プルマンはふつうの男の子。ただし、顔以外はー。」
 普段なかなか本に出合う機会がない私。ズルいと知りながら、ある姉妹に「お薦めの本ありません?」と尋ねると、「国連推薦読書リスト」を紹介されその中に「Wonder」がありました。
 見出しで想像がつくと思いますが、主人公のオーガスト(オギー)は生まれつき顔に異常がある少年。10歳で初めて学校に通うが、外見のせいで多くの苦しい経験をします。そんな彼を見た目だけでなく、一個人として受け入れ尊重してくれる友人たちとの出会いで、オギーもありのままの自分を受け入れ成長していく…。よくありそうな話の展開です。でも、私たちがよく口にする『ふつう』って?『ふつうじゃない』って?ではもし私に『ふつう』ではない何かがあるとしたら?でもそもそも神様は一人ひとりをユニークな存在としてお造りになったのでは…?
 ベストセラーとなった本書は、2年前に「Wonder―君は太陽―」で映画化され、本書のスピンオフも近年出版され、すでにベストセラーのようです。私も是非読んでみたいと思います。
 
「あん」
2020-03-01
「あん」
ドリアン 助川著(ポプラ社)
        シスターN

 樹木希林さんをご存知ですか。この本は映画化されたのですが、そのとき出演された方です。私は映画を見ていないのですが、新聞に紹介された映画の内容が心に残っていました。俵万智さんは、この本について「誰にも生まれてきた意味がある。甘い餡の香りに誘われて、いつしか人生の深いところへ連れていかれました。」と伝えています。「どら焼き店の軒先から始まる限りなく優しい魂の物語」。どら焼き屋『どら春』店の主人、千太郎は日がな一日鉄板に向かっています。そこへ徳江という老女が手伝いを申し出てきます。徳江の造るどら焼きの餡はとてもおいしくお客様をよろこばせるものでした。しかし、鍵のように曲がった指をもつ徳江はハンセン病患者でした。私は、この二人が交換する手紙の内容がとても心に残りました。私たちの心に語りかけ、浸み透って生きる力となってゆきます。この本の私のお気に入りは、頁の数字がないことです。どこから読んでもいいように頁数がついていないところです。一日を終えたとき、仕事の休憩のとき、共同生活をする中であなたの心に静かに語りかけてきます。
 
『最大の贈り物 死と介護についての黙想』
2020-01-01
『最大の贈り物 死と介護についての黙想』
 ヘンリJ.Ⅿナウェン著
 広戸直江 訳 聖公会出版部
        シスターI

 本書は115頁の小さな本ですが、ナウェン特有の筆致、特に体験から溢れる作者の生きた言葉のひとつひとつに心を奪われました。
 例えば、生死をさまよう大事故に合われた体験を踏まえ、作者は死の準備の第一の課題は「第二の幼児期」に入ることであると強調している。
 それは、神の世界への決定的な誕生を目指すものであり、作者はこのことを人間の生涯にわたってその内容は変化しつつも常に関係している「依存」という観点から説明している。
 そして、その極め尽くされたものがすべてを与え尽くし、敵意ある人々のあるがままに身をまかせ、御父のみ旨のみを求め、すべてを御父の御手に委ねて十字架上で亡くなられたキリストの愛の極みの姿であると。
 本書はその表題通り最大の贈り物として死と介護の深い意味、それに対する私たちのあり方について多くの示唆を与える感銘深い本であると思いました。
 
「教皇フランシスコの『いのちの言葉』」
2019-12-01
「教皇フランシスコの『いのちの言葉』」
   森一弘 著(扶桑社)
  シスターU
 
 日本の教会は38年ぶりのローマ教皇来日を終え、新しい歴史の一頁に入った。現代世界や社会を見つめ、教皇の痛みを共感しておられる森司教の著書『教皇フランシスコー教会の変革と現代世界への挑戦ー』(サンパウロ)は「家庭の友」誌で既読の方もおられよう。本書は教皇来日という時宜を得て、さらに読者の心を揺さぶった。聖霊に動かされ出版業を営む卒業生の保護者もその一人。キリストをまだ知らない多くの日本人に解るよう注釈付きで、新たな著書の一般書店による編集・出版に尽力された。私もその宣教熱に圧倒され表紙やカバーを担当させて頂いた。経済至上主義の世にあって見える形となられた神が忘れられる時代になってきている。人類が望む幸福や平和は、経済優先やミサイルでは解決しない。教皇は「いのち」を守るために「愛とあわれみとゆるしの神」の心を生きられる方と森司教は強調。
 本書は、教皇来日を機に本会の使命がさらに輝きを増すために、祈るべき新たな視点を示してくれるだろう。共に協働するために一読され、多くの方々にご紹介いただければ幸いである。
 
使徒的勧告『キリストは生きている』
2019-11-01
使徒的勧告 教皇フランシスコ『キリストは生きている』
 カトリック中央協議会
 シスターS

 フランシスコ教皇の訪日の朗報公示に先駆けて、9月初めに発刊となったこの一冊。原稿依頼の趣旨であるより良く生きる力と豊かな心を育む本の紹介に最適な今の本。
 初頁から迫ってくるパワフルな呼びかけが何よりも青年キリスト者に伝えたいだけでなく、すべての神の民にとの教皇の心が、もはや若者でない私にも直に響いてくる。あたかも、復活された主イエスが、あのエマオの旅人達に聖書を説き明かされたように新旧の聖書と今日の諸問題を多方面から豊富に重ねて新しい視点で語り、かつ諭される親しみと優しさ溢れる手紙文に心が弾む。
 ルカ10・39のマリアのように、自分も主の足元に座って話に聞き入っているような満たされた時間に浸った。教皇は何度も語り掛けられる。
「神はあなたを愛している」
「若者よ、乙女よ、老人よ、幼子よ、主のみ名を賛美せよ。主のみ名はひとり高く、威光は天地に満ちている」(ps148・12~13)折しも、10月初め、本部から各共同体に配布された「この一冊」は、皆に愛読されることでしょう。
 
『こころの深呼吸』
2019-10-01
『こころの深呼吸』気づきと癒しの言葉366
 片柳弘史著
 シスターH

 タイトルに心を引かれ、パラパラとページをめくって目を通したところ、これは心の糧になる、そう思い、その日、その日を楽しみ味わっています。なる程、そうなんだ、そうだったんだと。過去、現在の日常生活を振り返りながら、「気づく」ことの大切さを学んでいます。
 三ッ山の美しい大自然の中で、深呼吸のリズムにのって唱える祈りや念祷は、主のみことばを深く味わい、「気づく」ことも与えてくれます。
 現代の「便利、早く」から一歩引いて(朝日新聞『声』8/11参照)、シンプルな生活に身を置き、静けさと心と体の深呼吸の生活のリズムの中でこそ「気づく」ことができるのでしょう。

心の深みで
心の深みから話す人は、相手の心の深みにまで言葉を届けることができます。
心の深みで聞く人は、相手の心の深みにある言葉を引き出すことができます。
頭ではなく、心で話す人、心で聞く人になりましょう
。(7/21から引用)
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