純心聖母会は、長崎大司教区に本部を置く聖母マリアの汚れなきみ心に捧げられた教育と社会福祉の使徒的活動を行う聖座法の女子修道会です。

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純心聖母会
〒852-8142
長崎県長崎市三ツ山町415
TEL.095-848-2241
FAX.095-843-7570

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シスターへの道

 

あなたに伝えたい本

あなたに伝えたい本
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『やぶ椿』
2018-07-01
『やぶ椿』
 川添岳石著  ンボスコ社
 シスターK

 昨年11月17日、川添猛神父様の通夜に参列させていただいた時、「咲終えて ペンペン草の吹かれをり」の句に出会いました。その時、何とも言えない感動を覚え、何度も自分の中で繰り返していました。
 今年1月20日、この「やぶ椿」が発行、夢中で読みました。句と句の間に語られる思い出、神父様の生きざまが伝わってきます。生き、生かし、委ねられる生き方に、これまでの自分の生きざまを考えさせられました。
 特に「鞄ひとつ」と「あとがき」は、御父にすべてを委ねられたイエス様のお姿が重なりました。
 こんなに身近に「生きる力と豊かな心を育む」お手本がおられる・・・と感謝です。しかも「ペンペン草」のように、「やぶ椿」のように目立たず素朴に・・・。
 
『神なんていないと言う前に』
2018-06-01
『神なんていないと言う前に』
  パク・ヨンドク原作 クレマインド絵・文 藤本匠訳
  シスターT

 無神論者と有神論者の立場からキリスト教の本質をわかりやすく幅広く解説したフルカラーの漫画です。
 私がこの本を手に取ったのは、実際に「神なんていない」と言ってのけた生徒がいたからです。宗教の授業を担当することになり、試行錯誤の毎日で、宗教を教える難しさが身に染みます。だからといって生徒に負けているわけにはいきません。生徒に「神様はいるかっていうテーマで話し合いをしてみる?」と出来心で投げかけてみると、「やりたい!」「いるよ!」「いないよ!」と論議が始まってしまいました。生徒たちにとって神様についての謎を解きたいという気持ちが大きいことを知りました。この本は漫画でわかりやすい喩えを用いながら、キリスト教がどんなものか教えてくれます。私たちがいただいている信仰の恵みを歴史的・客観的な目線から語っています。生徒が抱いている率直な問いにはどんなものがあるか、少し理解できたように思いますし、生徒とともに考えていく勇気をもらいました。そして、この本の原作者が福音を若い人々に届けようとするその熱意に感動しました。楽しく読める本です。一度手に取ってみられてください。
 
『十字架の聖ヨハネのひかりの道をゆく』
2018-05-01
『十字架の聖ヨハネのひかりの道をゆく』
  マリ―・エウジェンヌ著 伊従信子編・訳
  シスターY

 一昨年列福された著者(1967年没)はノ―トルダム・ド・ヴィ(在俗会)の創立者で、訳者は日本人最初の会員として、受け入れられた当時の著者との関わりを本書で記しています。
 十字架の聖ヨハネとの衝撃的出会いを通して得たカルメル会への召命に抗しがたく、教区司祭として叙階された直後にカルメル会に入会した著者は、1926年教会博士にあげられた十字架の聖ヨハネの祝賀行事が増すころ、リジューの聖テレーズの説教によってフランスで知名度を増し、さらに各地での講話によって、当時まだ広く知られていなかった十字架の聖ヨハネをも人びとに発見させていきました。神との一致を求めて闇を歩む現代人に、「自分のみじめさや傷を神の光のもとに置くなら光の源になる」と自分の体験を分かち合い、十字架の聖ヨハネをとおして実践的手段を示し、聖性の最も高い段階へ人びとを導こうと努めました。
 この本は3冊シリーズで、『神と親しく生きるいのりの道』(2009年)、『わたしは神をみたい祈りの道をゆく』(2012年)、表題の本が3冊目(2016年)です。「祈りの達人」とも言えるカルメルの聖人たちに、恐れなく触れる機会になると思います。
 
『いい人生は最期の5年で決まる』
2018-04-01
『いい人生は最期の5年で決まる』
  桶野與夫 著 SB新書
  シスターN

 著者は順天堂大学医学部教授で「がん哲学外来」の創始者である。
冒頭、あなたの余命があと5年だとしたら、あなたは今日をどう生きますかと問いかける。この本は現在、二人に一人ががんになり、三人に一人ががんで死ぬ時代にあって、がん患者3千人との対話のうちに紡ぎだされた言葉の処方箋である。著者は言う。生きる価値とは「なぜ」の中にはない。
 「いかにして」の中にこそ、輝きがあると気づいてほしい。死ぬ瞬間に「いい人生だった」と最期を迎えるために今日(●●)できることをする。それだけで人生が輝きだす。そのことに気づいてほしいと。
 全6章からなり、平易で納得でき、ストーンと心に落ちる文章でのことばの処方箋がいっぱい散りばめられている。文庫のタイプで、頁数も手ごろであるので、ぜひ一読をおすすめしたい。
関連書籍(桶野與夫編)
『がん哲学外来で処方箋をカフェで出会った二十四人』
 
『このあと どうしちゃおう』
2018-03-01
『このあと どうしちゃおう』
  ヨシタケシンスケ著 ブロンズ新社
  シスターK
 
 「ぼく」は、亡くなったおじいちゃんの部屋で「このあと どうしちゃおう」ノートを見つける。
「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいか どうしてほしいか」「このあとの よてい」「てんごくにいくときの かっこう」「こんな かみさまに いてほしい」「てんごくはきっと こんなところ」・・・
ノートには「このあと」のことが楽しく書かれています。それを読んだ「ぼく」も「このあと どうしちゃおう」ノートを作ります。
 この絵本は「死」を考えることで「生」を改めて考えることができる素敵な絵本です。
いつかは神様のもとへ帰っていく私たちですが、この絵本のように、楽しく死と向き合い、さらに、今生きている間に自分だったらと考える時間を持てたらきっと「ぼく」のように素敵な人生を送れる気がします。絵本が苦手な方もよかったら読んでみてくださいね。
 
『二人の自分』
2018-01-01
『二人の自分』
  イシドロ・リバス著 女子パウロ会
  シスターO
 
 自分の中には二人の自分、二つの顔がある。調子の良い自分と調子の悪い自分、美しい自分と醜い自分、愛したい自分と自己中心の自分、広い心の自分と狭い自分、感謝のうちに生きる自分と空虚の中に生きている自分。二つの自分はこうしていつも争っている。同時に不信、不安に生きている自分を救い、強めようとする不思議な力があることも実感している。暗闇の中で模索している自分を、勇気と愛へと招く力があることも事実である。キリストの霊に生かされているキリスト者こそ、最も人間らしい人間であるといっても、いわゆる立派な人間、欠点や弱さがまったくない人間であるということではないと作者は教えている。欠点や弱さを持ちながらも、人の力では不可能であることが霊のエネルギーによって可能な人間へと成長させられる。強いから強いことができる。立派だから立派なことができるのではなく、弱い人間であるからこそ神への信頼が切実である。
 人を愛するということは、イエス・キリストによれば隣人になるということ。隣人となるために、その人の気持ち、思いをあるがままに受け入れ、感じ取る心の姿勢が必要である。共同体の中にあって常に努力し、祈り、関わりをもつことの大切さを再認識させていただいた書である。
 
『天草の土となりて』
2017-12-01
『天草の土となりて』ガルニエ神父の生涯
  浜名志松著 日本基督教団
  シスターT

 来日して57年、故国フランスに一度も帰ることなく、天草大江に骨を埋めた明治の宣教師F・ガルニエ神父の生涯を綴った作品。大江教会主任司祭として50年余、極貧の生活に甘んじ、山里の小村に白亜の教会を建設している。子どもたちを愛し、孤児の世話をし、病人の友となり、困っている人がいれば信者によらず助けている。その慈父のような温かい人柄に、土地の人々から「パーテルさん」と親しまれていた。師の生涯と宣教への情熱は時を超えて、今に語り伝えられており、遺産として残された「天主堂」は、全国から訪れる人々を迎え、祈りと宣教の場となっている。
 
『私の心よ、どこに』
2017-11-01
『私の心よ、どこに』
   奥村一郎著  サンパウロ
   シスターY
 
 初版が1995年1月出版の奥村一郎神父様の本です。22年前に出版された本ですから皆様はすでにお読みになっていらっしゃることと存じます。結びまで入れて61頁です。私は大変感激しました。
 「むかしりんごの木があって・・・」、「かわいいちびっこ」と大の仲良しになるところからはじまります。坊やとリンゴの木の関係を見ていると、リンゴの木はとことん坊やの望みを叶えます。これはどこまで続くのかと思っていたところ、葉も実も差し出して残るのは切り株だけになったのに、それでもその上に休みなさいという。原書のタイトルは「与える木」ということでした。確かにこれはキリストがイメージされたものといえるのでしょう。イエス様の心を説明するかのようです。わたしたちもそんな心がほしいなあと思いました。
 あの本この本といった具合に、その都度感激し心の糧になりますが、しばらくすると忘れています。残るものは「聖書」で、その都度そのとき必要な光を戴いて心の糧としています。
 
「フランシスコ教皇様へ」
2017-10-01
「フランシスコ教皇様へ」 質問と絵世界の子どもたち 答え・フランシスコ教皇     
   片柳弘史訳 ドンボスコ社    
   シスターN
 パッと目に飛び込んできた一冊の小さな絵本、表紙には子どもの手描きの絵が刷り込まれている。「フランシスコ教皇様へ」というタイトルのこの絵本、ページをめくると笑顔満天の子どもの写真と、その手で書かれた手紙と絵がある。世界各地の子どもから寄せられた教皇様への質問と、それに対する教皇様の答えでなっている。子どもの素直で、時に鋭い質問に、教皇様が解かり易く丁寧に答えてくださるのです。編集長のスパダロ師が後述しているように、教皇様は子どもたちの絵と文からその心の問いをしっかりと読み取り、目の前にいない子どもの姿を丹念に思い浮かべながら答えてくださったということです。子どもに向けて発信されたその回答は、私たちキリスト者の先頭に立って、信仰の歩みを導いてくださる教皇様の思いが切々と伝わってきます。子どもに理解できるようにかみ砕かれた単純明解で、深い真理に満ちた答えは、教理を学ぶに怠慢でやぶさかな私たち大人にも、キリストの教えを知らない方々にも、神の慈しみと愛のメッセージに触れるきっかけとなるでしょう。
 
 
『悠遠の人』高山右近
2017-09-01
『悠遠の人』高山右近
   塩見弘子著 ドンボスコ社
   シスターU

 この本は、「カトリック生活」に4年間連載されたものがまとめられ、列福式当日会場にお披露目されました。
 時の将軍、信長、秀吉、家康にその力量と人柄を認められつつも、彼らの野望によるさまざまな試練の中、地位、名誉、領地、家族を手放し、一夜にして戦国大名から一介の浪人となり、28年もの間、難民生活を一心に生きた右近は、無私、正しさ、誠実、謙虚な人生を送りました。そしてそのベースに祈りがあり、キリストとの深い一致がありました。
 この本は、たいへん親しみやすい文体で、たくさんの勇気をいただいた一押しの一冊です。
 
 
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